フロッキー加工とも呼ばれます。
静電吸引力を利用し、あらかじめ接着剤を塗布した基材に短繊維(パイル)を垂直に投錨させるものです。基材に対し垂直に尚かつ均等に物体を投射出来ることから付与される数々の物理的性質を利用できます。
また、バイルはナイロンが一般的ですが、他の材質に変更することで、様々な機能を付加することが可能です。
加工する形状やモノに制限はございません!ダンボールや木にも植毛する事が可能です。
一部、塗装ができないものには植毛できない場合があります。
ダンボール
動物置物
スマホケース
精密機器部品
木
カメラフード
植毛は、機能的な表面処理の一つです植毛は、垂直かつ均等に短繊維(パイル)を投射させて作ります。 一般的にはナイロンをバイルに使用しますが、機能性を変えるために他の材質を使用する場合もあります。 弊社では、精密部品を含めた様々な分野の植毛をしてきました。現場で必要としている機能をヒアリングし、様々な提案をしてまいりました。
植毛に使用しているナイロンは熱伝導性が低く、基板側が熱くなっても毛を触る分には熱さが和らぎます。 このため、やけどしやすい場所にやけど防止として使用するケースが多いです。比較的低コストで断熱処理できるのは、植毛の特徴でしょう。
冷暖房部品、カーペット、排気パイプ、履物、
コタツアンカ部分、ヒーターガード、
OA機器内部→工業製品への活用事例
通常、金属やプラスチックの上に物を置くと、必ず一定の接地面積があり、物を動かすことで摩擦が発生します。 しかし、植毛品の上に物を置いても、点でその物を支えるため、比較的摩擦が小さくなります。 摩擦が弱くなることで、'傷のつきやすさ'を抑えたり、'静電気'を抑えられます。
マット、OA機器、ローラーパーツ、
精密機器ケース、ペイントローラーなど
光が植毛面に当たった場合、反射されず毛と毛の間に入ってしまいます。 その結果、光が反射しづらく吸収しやすくなる遮光効果が得られます。
メーターパネル、アンボックス内貼紙、
カメラレンズフード、暗室内装材など
外気との温度差があるシーンでできる結露。かつては断熱材などで結露の対策をしていましたが、 植毛により結露が防げるようになりました。
エアコンの噴出し、エアコンのダクト、
汚水処理フィルターなど
高級感ややわらかさを演出できます。
メーターパネル、アンボックス内貼紙、
カメラレンズフード、暗室内装材など
毛が空気の層をつくることにより、一定に通気性効果がでます。
ゴム手袋内部、エアーフィルターなど
宝飾品やOA機器など、壊れやすいものを運搬・保管するのに使われています。
宝石ケース、印鑑ケース、
OA機器ケースなど